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大学生就職人気=大手安定志向に拍車

就職情報会社ダイヤモンド・ビッグアンドリード(東京)が発表した来年春に卒業する大学生・大学院生の就職先人気企業ランキング調査結果によると、文系トップは男子が三菱商事、女子は東京海上日動火災保険と、上位に総合商社や金融機関が目立ち、理系は3年続けて男子が東芝、女子は明治グループがトップになった。 円高や欧州債務危機や東日本大震災などを背景に、学生の大手安定志向に拍車が掛かっているようだ。 文系男子では、三菱商事が6年連続首位になり、トップ10に大手総合商社5社が入った。文系女子では、セミナーなどで就活者に対する支援という工夫を加えた東京海上が2年ぶりに首位へ輝いた。

学生の内向き志向

近年、学生の内向き志向が問題になっています。2011年の米国における日本人留学生総数は、2万1290人と前年比14.3パーセントの下落を記録しました。こうした状況下、学生の人気企業ランキングや就職意識調査にも大きな変化が生じています。 日本経済新聞の調査では、2012年3月の大学卒業予定者を対象にした人気企業ランキングトップ10は以下の結果でした。 1. 東京海上日動火災 2. 日本生命保険 3. 三菱東京UFJ銀行 4. 三井住友海上火災保険 5. 三井住友銀行 6. みずほフィナンシャルグループ 7. 第一生命保険 8. ソニー 9. 三菱UFJ信託銀行 10. 東日本旅客鉄道 また、株式会社マイナビが毎年実施している「12年卒就職意識調査」によると、志望業種に関しては、文系が「銀行」、「商社」、「食品」に志望が集まり、理系では「電子・電気機器」「食品」「ガス・電力・エネルギー」「化学」と専攻分野を活かせる業種に人気があるようです。 就職観においては、あくまでも「楽しく働きたい」がトップで32.6パーセントではあっても、実際には、「何がなんでも就職したい」が前年比1.0pt増の91.0%となり、大手企業志向も半数われ、中小企業志向へと意識が変化しているようです。

大学の新学期が9月に?!

東京大学がついに国際標準である9月からの新学期を、今後5年かけて導入することが正式に決まりました。そもそも米国をはじめ欧米諸国の大学は、どこも9月開始が当たり前。未だ4月新学期を実施しているのは、日本やインドなどの数カ国にすぎません。留学生の受け入れや海外へ学生を送り出すことを考えると、やはり世界標準に合わせたほうが何かとメリットが大きいようですね。ただし、入学試験はこれまで通り冬に行われるので、その後秋までの半年間の間は空白が生じてしまします。 そこで何ができるか?ボランティア活動、体験就業、留学など、学生時代に何らかの実体験を持つことが他人との差別化につながっていくと思われます。今後、新制度導入は他の大学も続いていくでしょう。学歴重視が通用しなくなってきた時代、在学中にどこまで自分磨きができるかが勝負のカギとなりそうです。

学生に求めるものは?

厚生労働省と文部科学省の調査によると、今年春に卒業する大学生の就職内定率は71.9パーセントと依然低い数字が続いています。新就職氷河期といも言われているこの時代、就職に少しでも有利にと資格取得に励む人も多いのではないでしょうか? ちなみに大学生におすすめの資格No.1は簿記、つづいて2位がTOECですが、実際に企業側が求め人材を聞いてみると、語学力や資格取得の数は参考にすぎないとのこと。確かにグローバルに活躍できる人材を求めてはいるようですが、語学力そのものよりも、現地に自分から入り込んで積極的に活動できる人材になりうるかどうか、といったところを見ているそうです。

大卒の就職内定率71.9% ワースト2

今年の春に卒業する大学生の就職内定率は71.9%で過去最低を更新した昨年より改善はしたものの、96年の調査開始以来2番目に悪い数字であることがわかりました。 文部科学省では、今後の見通しについて明るい兆しはあるとしているものの、リーマン・ショック以降の不況の影響から抜け出せていない部分もあり分析を進めています。